こんにちは。ノッツです(^o^)/
モリサワフォントのMORISAWA PASSPORT ONEには、チラシや店頭、WEBでの価格表示などに活用できる、数字書体が多数収録されています。
この数字書体のことや数字書体の使い方を説明していこうと思います。
Photo by モリサワ
モリサワフォントの数字書体
モリサワフォントの数字書体には、「数字224書体」と「くいこみ数字」の2種類あります。
数字224書体
「数字224書体」には、1バイトの数字書体が224書体あります。
それぞれに縦組用・横組用があり、数字のほかに「円」「¥」なども収容されています。
くいこみ数字
「くいこみ数字」には、数字どうしが重なりあったように表現された数字書体で、横組み用4種のほかに縦組用4種あります。
チラシなどの価格表示でよく利用される、独特のインパクトのある表現が数字を入力して効率よく作成することができます。
モリサワフォントの数字書体の使い方
数字書体の使い方をIllustrator CC 2015を使って説明していきます。
基本的にはIllustrato CCのフォント選択のところで数字書体を選択すれば使うことができます。
数字224書体
「MOSuuji H A」〜「MOSuuji V E」のところが数字224書体です。
数字224書体を使って数字書体を入力しました。
しかし「円」の文字に違和感がありますよね。日本語で「えん」と入力して「円」と変換を行ったとしても、数字書体と同じ書体になってくれません。
「円」などの文字を使う際には、割り当てられたキーを使う必要があります。
以下のように、数字や記号にキーが割り当てられているので、このキーを半角で入力することで「円」などを入力することができます。
「円」を「hキー」「jキー」「kキー」「lキー」「lキー」で入力すと、以下のように円も数字書体で入力することができます。
キーによって円の大きさが割り当てられているので、デザインの際に非常に便利です。
その他にも「¥」や「.」「~」も専用のキーが用意されているので、そちらを利用することで数字書体として入力することができます。
224書体があるので、たくさんの書体を使うことができますよ。
縦の数字書体を使うことで、縦でも数字を使うことができます。
くいこみ数字
くいこみ数字は、「MOKuikomi」と「MOKuikomi V」を使います。「V」のほうが縦文字となっています。
これを使うことで以下のようにくいこんだ数字にすることができます。
くいこまない場合は、「OpenType」パネルの赤色で囲ってるところを確認してみてください。
「シータ(θ)」のようなマークのところがオンになっているか、または「前後関係に依存する字系」にチェックが入っているかを確認します。
数字224書体では「円」を「h」〜「l」キーで入力できましたが、くいこみ数字では別のキーを使います。
この使い方がネットなどで調べても分からなくて、モリサワのサポートに問い合わせてしまいました。
問い合わせた結果、「万」は「a」キー、「円」は「s」「d」「f」キーを使うとのことです。
ただ、円で大きさはしっかりと反映されますが、書体が反映されません。
縦でも使うことができます。
さいごに
モリサワフォントの数字書体の使い方を説明してきました。
「円」の入力の仕方が特殊なので注意してくださいね。
モリサワフォントの数字書体にはたくさんのバリエーションが用意されているので、デザインの際に非常に便利です。
モリサワフォントを使い始めてから、デザインが前以上に楽しくなりました。
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