こんにちは。ノッツです(^o^)/
11月上旬にデザイナーとして憧れであった「モリサワフォント」を手に入れました。
デザインに本格的に興味を持ちチラシ制作などを始めて3年ほどになりますが、モリサワフォントはずっと憧れでした。
モリサワフォントは高価なのでなかなか手に入れることができませんでしたが、フリーランスとして起業して本格的にデザインをしていくことになるので、思い切って購入したのです。
モリサワフォントを購入する際に、モリサワフォントに色々と種類があってわかりにく点もあるので、どれを購入するのがいいのか?どのサイトから購入するのがいいのか?などを説明していこうと思います。
Photo by モリサワ
モリサワフォントを購入する前に使ってきたフォント
モリサワフォントについて説明する前に、私がモリサワフォントを購入する前にどんなフォントを使ってきたのかをご紹介します。
私は主にフリーフォントを使っていたり、以下の「FONT × FAN HYBRID 3」と「DynaFont TypeMuseum 5718 TrueType」という、たくさんのフォントが収録されたソフトをAmazonで購入して使ってきました。
たくさんのフォントがあるにも関わらず、安価で購入でき、購入すればずっと使うことができるので気に入って使ってきました。
しかし、OpenTypeに対応していなかったり、DynaFontでは商用利用に関して印刷物の利用はいいけど、Webでの利用ができなかったりしてライセンス形式が面倒でした。
モリサワフォントでは、商用利用に印刷物、WEBなどを問わず色々なものに使うことができるので安心なフォントです。
また、フォントメーカーにもたくさんありますが、「フォントはモリサワを買っておけば大丈夫」と言われているほど、フォントに関して信頼されているメーカーなので、モリサワフォントにしておけば間違いないです。
こんなこともあり、更にモリサワフォントに憧れていたので、モリサワフォントにしました。
モリサワフォントの種類
モリサワフォントを使うためにもたくさんの製品あるので説明していきます。
モリサワフォントには大きく分けて、ライセンス製品とパッケージ製品があります。Webフォントや組み込みフォントなどもありますが今回は割愛します。
ライセンス製品
ライセンス製品では、豊富な書体バリエーションを常に最新のフォント環境で利用することができます。主に6種類のライセンス製品が用意されています。
MORISAWA PASSPORT
モリサワのすべてのフォントに、国内・海外で定評のあるメーカのフォントを加えた全975書体が、どれでも選べて好きなだけ使える製品です。
MORISAWA PASSPORT ONE
事前の書類手続きが不要で、すぐに利用できる新規契約専用製品です。MORISAWA PASSPORTと同じように全書体を使うことができます。
MORISAWA PASSPORTとMORISAWA PASSPORT ONEの詳しい違いは、後述します。
MORISAWA PASSPORT 更新専用パック
書類手続きが不要で、簡単に素早く契約の更新ができる更新専用の製品です。
MORISAWA PASSPORT アカデミック版
学生・教職員の個人PC向けの製品です。
MORISAWA PASSPORT 教育機関向けライセンス製品
教育機関向けの製品です。
MORISAWA PASSPORT 公共団体向け
自治体などので使うことができる製品です。
パッケージ製品
パッケージ製品では、ニーズに応じたさまざまな製品を用意されており、用途やライセンス数に合わせて使いたい書体を自由に選んで利用することができます。主に3種類のパッケージ製品が用意されています。
Select Pack
豊富なモリサワフォントのラインナップの中からライセンス数に応じて使いたい書体を自由に選べるパッケージ製品です。
モリサワフォントの特定のフォントのみを使いたい場合は、これを利用します。
基本7書体パック
ゴシック体・明朝体を中心に定番の7書体を収録したお得なパッケージ製品です。一般的な文書作成から、雑誌・書籍まで幅広い用途で使うことができます。
Pack for Vista
Windows向けに、メイリオの仕様に準拠したフォントを用意されています。クオリティの高いビジネス文書や、プレゼンテーション作成に活用できます。
MORISAWA PASSPORTとMORISAWA PASSPORT ONEの違い
モリサワフォントには多くの種類がありますが、フリーランスのデザイナーがモリサワフォントを使う場合は、MORISAWA PASSPORTかMORISAWA PASSPORT ONEの2択になるかと思いますので、この2つの違いを説明していきます。
まず、モリサワのサイトのよくある質問のところに以下のように書かれています。
Q:MORISAWA PASSPORTとMORISAWA PASSPORT ONEの違いは何ですか?
A:MORISAWA PASSPORTとMORISAWA PASSPORT ONE は使用可能書体などは同じですが、ご購入いただくまでの流れが異なります。
ということで、2つとも同じフォントを使うことができますが、MORISAWA PASSPORTで利用する場合、以下の手続きが必要です。
・ 複数台契約可能
・ 複数年契約選択可能
・ 納期は10日~2週間
※ ご購入前に購入申請書の申請が必要です。
この二つの違いを大雑把に言うと、面倒くさい手続きが必要か、必要でないかの違いです。
また、MORISAWA PASSPORTはすぐに使うことができませんが、MORISAWA PASSPORT ONEは複雑な手続きなしにすぐに使うことができます。
上の写真のように、モリサワは「今すぐ使いたい」「使いたいPCの台数は1台のみ」「まずは1年間使いたい」場合、MORISAWA PASSPORT ONEの利用を勧め、「使いたいPCが2台以上ある」「複数年で契約したい」「教育機関・公共団体である」場合、MORISAWA PASSPORTの利用を勧めています。
更に、MORISAWA PASSPORTとMORISAWA PASSPORT ONEでは、料金形式が違ってきます。
MORISAWA PASSPORT ONEは、1年利用で定価49,800円(税抜)となりますが、MORISAWA PASSPORTでは契約PC数や契約年で違ってくるので、利用するPCが多いほど、複数年で契約するほど、お得な値段で利用することができます。
例えば、1年契約でMORISAWA PASSPORTを使った場合は以下のようになります。契約台数や年数で安くなってくることが分かります。
どっちを購入すればいいの?どこで購入のがいいの?
僕のようなフリーランスのデザイナーがモリサワフォントを使う場合は、PC1台で使うことがほとんどです。
そのため、PC1台で使う場合は、MORISAWA PASSPORTかMORISAWA PASSPORT ONEかどちらかと言われると、上記のことからMORISAWA PASSPORT ONEとなります。
続いて、MORISAWA PASSPORT ONEの価格を考えてみます。
モリサワの公式ストアである「モリサワストア」では、MORISAWA PASSPORT ONEの1年利用で定価49,800円(税抜)[53,784(税込)]で販売されています。また、ヤマダ電機やヨドバシカメラ、ビックカメラなどの家電量販店でも販売されていますが、僕が実際に見てきた家電量販店では定価で販売されていたことから、定価で販売されている可能性が高いです。
MORISAWA PASSPORT ONEは、モリサワストア以外のAmazonや楽天などの通販サイトでも購入できます。
私が記事公開時点で色々な通販サイトを見てみましたが、Amazonが41,669円(税込)と最安値で販売されていました(僕が11月上旬に購入したとき、45,114円だったので涙目です。1ヶ月も経っていないのにここまで下がるとわ。)。
MORISAWA PASSPORTを1台1年契約で5年以上使ったとしても、MORISAWA PASSPORT ONEをAmazonで購入したほうが安いということになります。
Amazon、恐るべし。
つまり、モリサワフォントを利用する際には、「MORISAWA PASSPORT ONEをAmazonで購入する」の一択です!!
※MORISAWA PASSPORT ONEは1年契約のため、契約期間や契約台数によりMORISAWA PASSPORTを利用したほうが更新手続きはスマートです。
975書体のモリサワフォント
モリサワのサイトには、MORISAWA PASSPORT ONEで使うことができる全フォントを見ることができます。
ここから見ることが可能です。
書体の分類、太さの種類、言語、搭載製品、メーカ、イメージワード、用途から探したいフォントのイメージに合わせて検索できます。
書体の分類では、明朝体、ゴシック体、装飾書体などから選択できます。
イメージワードや用途から探したいフォントのイメージで検索可能です。デザインの際に役に立ちそうです。
以下のようにフォントが表示されます。
さいごに
長年念願であったモリサワフォントを使って、デザインができるようになりました。
モリサワフォントを使ったからといって、デザインが良くなるわけではありませんので、デザイン技術をもっともっと磨き上げないといけないんですけどね。
でも、モリサワフォントが使えるようになって、今まで以上にデザインが楽しくなったような気がします。
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