どうも。ノッツです(^o^)/
Googleの「Nik Collection」という、AdobeのPhotoshop CCやLightroom Classic
CCなどで使うことができる画像編集のアプリケーションが完全無料で使えるようになりました。
Photoshop CCやLightroom CCは、Creative Cloudのフォトプランの月980円(税別)などを利用して使うことができます。
高価だったアプリケーションであるNik Collectionが無料になったということでさっそく使ってみることに。
Nik Collectionとは
Nik Collectionとは、Googleが提供する画像編集アプリケーションで、AdobeのPhotoshop CCやLightroom CC、AppleのApertureでプラグインとして使うことができます。
以前までは149ドルもしていた高価なアプリケーションでしたが、これが3月25日から完全無料で使えようになりました。今年になって購入していたユーザーには返金処理が行われるようです。
それより前は、499ドルもしていたとか。
お高いお値段していたのが無料になったのですから、Googleさま、ふとっぱらっ。
Nik Collectionには、7つの機能が備わっています。
- Analog Efex Pro – 昔ながらのカメラ、フィルム、レンズの雰囲気を楽しめます。
- Color Efex Pro – 色調補正、レタッチ、クリエイティブな効果を加えることができる包括的なフィルタセットです。
- Silver Efex Pro – 暗室のイメージを元にしたコントロールによりモノクロ写真の芸術を極めます。
- Viveza – 複雑なマスクや範囲指定なしで、画像の色や色調を部分的に調整できます。
- HDR Efex Pro – 自然な表現から芸術的な効果まで、HDR写真のあらゆる可能性を探求します。
- Sharpener Pro – プロが選ぶ画像シャープツールを使用して、隠れた細部の魅力を引き出します。
- Dfine – お使いのカメラに合わせてノイズを低減し、画像を補正します。
Nik Collectionのインストール方法
Nik Collectionにアクセスします。右上に「Dowinload」をクリックしてお使いのPCに合わせて「Mac」か「Windows」をクリックしましょう。ダウンロードが始まるので、しばらくの間待ちます。Macの場合、インストールファイルが600MBほどあるので、環境にもよりますがダウンロードにしばらく時間がかかります。
これ以降、僕のPCがMacなのでMacの画面で説明していきます。Windowsの場合も基本的な流れは同じだと思います。
ダウンロードした「nikcollection-full-1.2.11.dmg」をダブルクリックして開きます。この一つのインストールファイルで、全てのプラグインがインストールされます。
続いて、「Nik Collection.app」をダブルクリックします。
本当に開いてもいいのか問われるので、問題がなければ「開く」をクリックします。
「続行」をクリック。
問題がなければ「同意する」をクリック。「匿名の使用統計情報をGoogleに送信して本製品の改善に役立てる。」はお好きなほうを。
Macにインストールされている、Nik Collectionに対応したアプリケーションが表示され、これらのアプリケーションで使用することができるようになります。「続行」をクリック。
インストールフォルダを聞かれるので、これでよければ「インストール」を。必要なディスクスペースが4.68GBとちょっと大容量な感じです。「インストールの場所を変更」から変更することが可能。
ユーザ名とパスワードを聞かれるので、入力して「OK」をクリック。
するとインストールが始まります。必要なディスクスペースの割には、インストールは数分で終わりました。いつも思いますが、Macのインストールはあっという間です。
ものの数分でインストールを無事に終えることができました。「閉じる」をクリック。
インストール完了画面が表示されて、「閉じる」をクリックしてもアプリケーションは自動には立ち上がってはきませんでした。
Launchpad内やアプリケーションフォルダ内に8つのアプリがあれば正常にインストールされています。以下のLaunchpad内の画像は、Nik Collectionとは関係のないアプリがあります(左上の3つ)。
Nik Collectionの使い方
Nik Collectionを実際にAdobeのPhotoshop CCやLightroom Classic
CCで使ってみましたので、簡単にご説明していきます。
Photoshop CCでは起動すると、Selective Toolというパネルが自動的に表示されます。ここからNik Collectionの機能を使うことができます。
Nik Collectionを使わない場合はこのパネルは結構邪魔なので、パネルにある設定からPhotoshop CCの起動時に自動起動しないように設定することが可能です。使いたい場合は、メニューの【ファイル】>【自動処理】>「Nik Collection Selective Tool」から起動すればOK。
Lightroom Classic CCでは、使いたい画像を右クリックして【他のツールで編集】から使うことができます。
【書き出し】にも一つの機能が隠されています。
以下でNik Collectionのそれぞれの機能を使っていきます。Lightroom Classic CCで使ってみました。
Analog Efex Pro
Analog Efex Proは、昔ながらのカメラ、フィルム、レンズの雰囲気を楽しむことができるプラグインです。
左側にたくさんのフィルターが用意されているので、ここから選択すればOKです。右側では選択したフィルターをさらに詳細に設定することができます。
Instagramでフィルターを選んでいる感覚ですが、Instagramより高度な設定をすることが可能です。
左上の「クラシック カメラ」をクリックすると、その他にも色々とツールが用意されています。
すぐに昔風な写真を作ることができました。
楽しい♪
ノイズが入った写真も簡単に作ることができました。雰囲気がむちゃGoodです。
Before。
After。
Color Efex Pro
Color Efex Proは、色調補正、レタッチ、クリエイティブな効果を加えることができるプラグインです。
こちらもInstagramのフィルターを選ぶように、左側に多数のフィルタが用意されているのでそこから選択できます。
さらにそのフィルターを詳細に設定したい場合は、右側にあるパネルから設定すればOKです。
ワンクリックで写真の表情を変えることができます。
ふわっと感じにも。
最終的にこんな感じの写真を作ってみました。
Before。
After。
Silver Efex Pro
Silver Efex Proは、暗室のイメージを元にしたコントロールによりモノクロ写真いろいろと作ることができるプラグインです。
左側からモノクロにするフィルターが多数用意されているので、ここから選択します。詳細に設定したいときは右のパネルから設定すればOK。
フィルターによって、全然雰囲気が違ってきます。
フレームがついたフィルターもありました。
たくさん用意されているモノクロのフィルターによって、モノクロ写真でも色々な味を楽しむことができます。
Before。
After。
Viveza
Vivezaは、複雑なマスクや範囲指定なしで、画像の色や色調を部分的に調整できるフィルターです。
フィルターをかけたい箇所をクリックします。
すると、以下の複数の線が現れます。
この線を左右に動かすか、右のパネルで設定すると、フィルターをかけることができます。
Before。
After。
HDR Efex Pro
自然な表現から芸術的な効果まで、HDR写真のような写真を作ることができるプラグインです。
左側からフィルターを選択すればOKです。
今までに見たことのないような雰囲気の写真も作ることができます。
色々な味の写真を楽しむことができますよ。
暗かったので、少し露出を上げてみました。いい感じです。
Before。
After。
Sharpener Pro
プロが選ぶ画像シャープツールを使用して、隠れた細部の魅力を引き出すことができるプラグインです。
右のパネルから数値を設定して、シャープをきかせます。
シャープがかかり、画像がはっきりとなりました。
Before。
After。
Dfine
お使いのカメラに合わせてノイズを低減し、画像を補正するプラグインです。
自動的にノイズが処理されました。ちょっと分かりにくいですが、カラーノイズを減らすことができました。手動でノイズを処理することもできます。
Before。
After。
さいごに
「Nik Collection」はInstagramのフィルターを使っているかのように、様々なフィルターをかけることができるツールでした。
様々な表情をワンクリックで作ることができて、一つの写真を様々な雰囲気に簡単にすることができます。
これが無料で使えるようになったんですから、素晴らしいですね。今後、デザインの際などに活用できればなって思っています。
AdobeのPhotoshop CCやLightroom Classic
CCなどを既に持っている方は、是非ともNik Collectionを使ってみてください。
ちなみに、Lightroom Classic CCとPhotoshop
CCは、体験期間を利用することで一定期間無料で使うこともできますので、持っていない方はお試しにも使ってみてはいかがだろうか?
Lightroom Classic CCの体験版はこちら。
Lightroom Classic CCについてはこちらから。
⇒ Lightroom Classic CC
Photoshop CCの体験版はこちら。
Photoshop CCについてはこちらから。
⇒ Photoshop CC
Lightroom Classic CC、Photoshop CCのどれか一つ利用したい場合はCreative Cloudの単体プランとなり月額2,180円かかります。
Lightroom Classic CCとPhotoshop CCの2つ利用したい場合は、Creative CloudのフォトプランというLightroom Classic CCとPhotoshop CCがセットに使える月額980円のプランもありますので、2つ使いたい場合はこちらのプランを使うといいと思います。こっちのほうが安いです。
フォトプランの体験版はこちらから。
フォトプランについてはこちらから。
⇒ フォトプラン
フォトプランは単体プランと比べると、オンラインストレージが20GB(単体プランは100GB)となったり、Typekitが使えないなどといったことがありますが、安く使えるのでそれほど気にすることではないでしょう。
Lightroom Classic CC、Photoshop CCの他に、Illustrator CCやInDesign
CCなども使いたい場合は、Creative Cloudのコンプリートプランという月額4,980円のたくさんのソフトが使用できるプランを使うといいでしょう。
プラン違いは、Creative Cloudのプラン比較表に書かれているのでこちらを御覧ください。
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