モリサワフォントをインストールしたら不必要なフォントがあるか一度確認するといいよ!不必要なフォントを使用停止にする方法

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どうも。ノッツです(^o^)/

以前にMORISAWA PASSPORT ONEのインストール方法を説明しました。

「MORISAWA PASSPORT ONE」のインストール方法
どうも。ノッツです(^o^)/ 前回、MORISAWA PASSPORT ONEの内容物をご紹介しました。 MORISAWA PASSPORT ONEは、一番安く購入することができると思...

MORISAWA PASSPORT ONEには、全975書体が収録されていますが、全書体をパソコンにインストールして使うとパソコンの動作が不安定になってしまうことがあります。

インストールの際に必要なフォントだけをインストールすればいいことかもしれませんが、必要なフォントだけをインストールするのは意外と面倒です。

そこで、一旦全てのフォントをインストールした後に、不必要なフォントを使えない状態にして、必要なフォントのみを使えるようにする方法を説明していきます。モリサワフォントのインストール方法は上記の記事をご覧ください。

同じフォントでも、フォントのバージョンが複数用意されているフォントがあります。最新のバージョンのフォントさえ使えればいいので、古いバージョンのフォントを使えない状態にすることをオススメします。

Macのソフトを使うので、Macユーザー向けの記事です。

Photo by モリサワ

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フォントについて

本題に入る前に、フォントについて知っておくといいと思うので、フォントについて簡単に説明していきます。

フォントフォーマットとは

フォントフォーマットと言う言葉、フォントにこだわって使っている方は良く耳にする言葉かと思います。

フォントフォーマットとは、使用目的に応じて取り決められたフォントの仕組みの種類のことを言います。

DTPで使われる和文フォントフォーマットには、主に「OCFフォント」、「TrueTypeフォント」、「CIDフォント」、「OpenTypeフォント」の4種類があります。

右に行くほど新しいフォントフォーマットとなり、「OpenTypeフォント」が一番新しいフォントフォーマットです。

このフォントフォーマットで何が違うのかは以下の表の通りで、収録文字数、アウトライン化ができるか、文字詰め情報を持っているかなどです。フォントフォーマットによってサポートされる機能や仕様に大きな違いがあります。

OCF TrueType NewCID OpenType
文字収録数 8,284 20,684 8,720 23,058(最大)
アウトライン化 ×
プリンタフォント 必要 不要 不要 不要
文字詰め情報 ×  ×
異体字切り替え ×
PDFへのフォント埋め込みサポート ×
Mac OS Ⅹの対応 × ×
Windows Vista以降の対応 × ×
MacとWindowsの互換性 × × ×

ということで、使用するアプリケーションによって左右する部分はありますが最新DTP環境で使用することを前提とした場合、「OpenTypeフォント」が一番ベストなフォントフォーマットと言えるでしょう。

OpenTypeフォントは非常によく考えられたフォントフォーマットで、すぐに別なフォントフォーマットに取って代わることは考えづらく、当分の間OpenTypeフォントの時代が続くと考えられています。

Adobe-Japan1とは

「Adobe-Japan1-4」や「Adobe-Japan1-6」といった言葉もよく目にすると思います。

この「Adobe-Japan1」とは、アドビシステム社が日本語フォント製品用に規定した文字セット(文字や記号などの集合体の定義)のことです。

Adobe-Japan1は順次拡張されていてそのたびに枝番が-1、-2、-3と追補されて区別されており、現在の最新の枝番は-6(Adobe-Japan1-6)です。

フォントフォーマットであるCID、OpenTypeを始めとするフォント製品は、本規格に準拠していて、業界標準となっています。

Std、Pro、Pr5、Pr6とは

Std、Pro、Pr5、Pr6は、OpenTypeの種類の違いを意味しています。

OpenTypeフォントがAdobe-Japan1のどの規格に準拠しているのかによって、Std、Pro、Pr5、Pr6とフォント名が異なってきます。

一番の違いは、収録文字数です。Std、Pro、Pr5、Pr6の違いによって、書体自体が異なってくるということはありません。

以下はモリサワフォントの場合の表となっています。

収録文字数 Adobe-Japan1
Std 9,354 Adobe-Japan1-3
Pro 15,444 Adobe-Japan1-4
Pr5 20,317 Adobe-Japan1-5
Pr6 23,058 Adobe-Japan1-6

Adobe-Japan1の各規格ごとに収録文字数に違いがあることを理解しておけば大丈夫だと思います。

JIS2004字形対応フォントとは

「JIS2004」の例示字形(JISの規格票に示されている字形)を基にしたフォントのことを言います。

従来はJIS90が使われていましたが、JIS2004では168文字の例示字形が変更されました。

以下のように、JIS90とJIS2004とでは、字体は同一で字形が異なるものや、字体そのものが異なるものがあります。

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同じ書体であっても従来の「JIS90」字形対応フォントと「JIS2004」字形に対応した2種類のフォントが提供されていることがあります。

Nフォントとは

ProNやPr6N、Pr5N、StdNなど、最後に「N」がついたフォントを見かけることがあるかと思います。

この「N」がついたフォントは、「JIS2004」字形対応フォントのことを言います。

「N」は「JIS2004」字形に対応したOpenTypeフォントの目印となり、「N」がついたフォントは「Nフォント」と呼ばれることがあります。

従来の「JIS90」字形を標準にするOpenTypeフォントと、「JIS2004」字形を標準にするOpenTypeフォントを明確に区別するために「Nフォント」は登場しました。

これからは「JIS2004」字形に対応したOpenTypeフォント=「Nフォント」が主流になっていくと考えられています。

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フォントについてのまとめ

以下の表を元に、不必要なフォントを考えばOKです。

JIS90字形フォント

Adobe-Japan1のJIS90字形フォントです。

Adobe-Japan1 JIS90字形に対応
ヒラギノ タイプバンク モリサワ 小塚明朝/ゴシック
A-J1-3 Std Std Std Std
A-J1-4 Pro Pro Pro
A-J1-5 Pro Pr5 Pr5
A-J1-6 Pr6

JIS2004字形フォント

Adobe-Japan1のJIS2004字形フォントです。

Adobe-Japan1 JIS2004字形に対応
ヒラギノ タイプバンク モリサワ 小塚明朝/ゴシック
A-J1-3 StdN
A-J1-4 (ProN)

一部の学参書体のみ

A-J1-5 ProN Pr5N
A-J1-6 Pr6N Pr6N Pr6N

モリサワフォントフォントディクショナリーの本

MORISAWA PASSPORT ONEを購入すると「モリサワフォントフォントディクショナリー」という本がついてきます。

こちらの本にフォントについて詳しく書いてあるので、MORISAWA PASSPORT ONEを購入した方は、一読するといいかと思います。本記事もこちらの本を参考に書いています。

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モリサワフォントでの例

モリサワフォントには全975書体がありますが、1つの書体にStd、Pro、Pr5、Pr6やNフォントがあるのもあります。

今回は、モリサワフォントの一つである「A-OTF 新ゴ」というフォントを例にとって説明します。

この「A-OTF 新ゴ」には、次の4つのバージョンが違う種類があります。

  • A-OTF 新ゴ Pro
  • A-OTF 新ゴ Pr5
  • A-OTF 新ゴ Pr6
  • A-OTF 新ゴ Pr6N

Pro、Pr5、Pr6、Pr6Nがついているので、収録文字数の違いとNフォントであるかないかの違いです。

つまり、一番新しいバージョンである「Pr6」か「Pr6N」が使えればいいということになります。

さらに、これから主流となってくると考えられているNフォントさえ使うことができれば良いので、「Pr6N」のみでも良いです(好みにもよりますが)。

FontBookを使って不要なフォントを使えないようにする方法

それでは、本題に入ります。

Macに標準である「FontBook」を使って、不要なフォントを使えない状態にする方法を説明していきます。

「FontBook」をダブルクリックして起動させます。通常はアプリケーションフォルダの「その他」フォルダの中にあると思います。

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こちらがFontBookのアプリケーション画面です。今回は日本語で設定していくので日本語のところを選択しています。

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今回は「AP-OTF 凸版文久ゴ」フォントを例にとって説明します。

こちらのフォントには、「Pr6」と「Pr6N」のNフォントでないフォントで、Nフォントであるフォントが2つの種類があります。

こちらがPr6。

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こちらがPr6N。

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これから主流となってくるNフォントが使えれば良いので、Pr6を使えないようにします。

そのためにそちらをクリックして選択し、右クリックして「”AP-OTF 凸版文久ゴ Pr6″ファミリーを使用停止」をクリックします。チェックの部分をクリックしてもOKです。

「削除」をクリックしてしまうと、フォントが完全に削除されてしまうので注意が必要です。その場合は、フォントの再インストールが必要となります。

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「切」というのが右端について、アプリケーションなどで使えない状態になりました。

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一つ一つ使用停止にしていくのは面倒臭いので、「commandキー」を押しながら不要なフォントを選択して、チェックボタンをクリックしたほうが手っ取り早くできるかと思います。

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一気に不要なフォントを使用停止状態にすることができました。

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さいごに

MORISAWA PASSPORT ONEで全書体をインストールした際に、バージョンの違いだけのフォントは使用停止状態にする方法をご紹介しました。

もし、バージョンの違いという以外に、使わないフォントはこのように使用停止の状態にしておけばいいかと思います。

大量にインストールしていると、該当のフォントを探すのが大変ですからね。

不必要なフォントが入っているとパソコンの動作が不安定になったりと、効率がわるくなると思うので、是非フォントを整理して見なおしてみてくださいね。

フォントを整理したほうが、デザインする際などに該当のフォントが見つかりやすくなるので、作業がはかどりますよ。

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